| 日本の高エネルギー物理学研究者が実験を行っている加速器研究所を紹介します。 |
| BNL ブルックヘブン国立研究所(アメリカ・ニューヨーク州) |
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| ニューヨーク・ロングアイランドの東部にあるこの研究所では、重イオン・コライダー(RHIC)や陽子加速器(AGS)による素粒子物理、 核物理の研究や放射光源(NSLS)による物質科学、生物学などの研究が行われています。 マンハッタンまで車で90分ほどの所ですが、広い所内は緑につつまれ、野生の鹿や七面鳥もたくさんいます。日本からはK中間子やミューオンの実験に参加しています。 |
| CERN ヨーロッパ核物理研究機構(スイス・ジュネーブ) |
| WWWの発明でも有名なこの研究所は、ジュネーブの中心街からバスで約25分、フランスとの国境近くにあります。周長27 km、地下100 m、フランスとの国境をまたぐ世界最大の加速器(LEP、LHC)で素粒子物理の研究が行われています。また、他の加速器を用いて核物理や素粒子物理の研究も行われています。巨大な加速器は国境をまたいでいるので、実験室を移動するときにパスポートは忘れられません。日本からは国際協力でLHCのATLAS実験等に参加しています。 |
| DESY ドイツ電子シンクロトロン研究所(ドイツ・ハンブルク) |
| ドイツ北部、ハンブルクの住宅地の中にあるこの研究所では、電子・陽子衝突型加速器(HERA)によって素粒子物理の研究が行われています。また、ここにある放射光施設(HASYLAB)では物質科学、生物学などの研究が行われています。KEKは、HERAを使った国際共同実験ZEUSグループの中核として重要な役割を果たしています。 |
| FNAL フェルミ国立加速器研究所(アメリカ・イリノイ州) |
| シカゴの郊外に、シカゴ・オヘア空港と同じくらい大きな敷地面積をもつこの研究所では、世界最高エネルギーの陽子加速器テバトロンを使った素粒子物理や天体物理の研究が行われています。最後のクォーク、トップ・クォークを発見したのはここのテバトロンを使った実験グループです。また、所内にはバッファロー牧場やトウモロコシ畑もあります。日本からはCDF実験等に参加しています。 |
| IHEP 中国科学院高能物理研究所(中国・北京) |
| 高エネルギーは中国語で高能。北京にあるこの研究所では、電子陽電子衝突型加速器(BEPC)により素粒子物理の研究や放射光施設(BSRF)による物質科学の研究が行われています。また、高能研では自由電子レーザーや加速器の研究もさかんです。 |
| KEK 高エネルギー加速器研究機構(茨城県・つくば市) |
| PSI ポール・シェラー研究所(スイス・チューリッヒ近郊) |
| ライン川の支流アーレ川沿い、緑に囲まれたこの研究所では、加速器中性子源やミュオン、放射光(SLS)による物質の研究や核物理の研究が行われています。ここの食堂のシェフは数々の賞を受賞したすご腕で、ランチタイムはPSIを訪れる研究者の楽しみのひとつになっています。日本からはMEG実験等に参加しています。 |
| RAL ラザフォード・アップルトン研究所(イギリス・オックスフォード郊外) |
| 大学の町オックスフォードに近く、羊の牧場に囲まれたこの研究所のISIS〈アイシス〉では、加速器で作られる中性子やミュオンを用いて物理学、化学、物質科学などの研究が行われています。所内の芝生は冬でも青々としていて、リスやウサギが走りまわっています。日本研究者が、この研究所と共同で中性子散乱装置を開発し研究に利用しています。 |
| SLAC スタンフォード線形加速器センター(アメリカ・カリフォルニア州) |
| 花の町サンフランシスコから車で1時間、スタンフォード大学内に設置されたこの研究所では、長さ3 kmの線形加速器を使って素粒子物理の研究が行われています。なかでもB中間子の研究を行うBABAR実験は、KEKのBELLE実験の強力なライバルです。また、ここにある放射光施設(SSRL)では物質科学、生物学などの研究も行われています。SLACを訪れる研究者は、必ず帰りにサンフランシスコのチャイナタウンに寄り、おいしい中華料理に舌鼓を打つと言われています。加速器分野でSLACとの共同研究が進められています。 |